学童期の近視進行抑制プログラム

”視力矯正ではなく、眼軸長の延伸を遅らせる根本的な近視治療”

近視進行抑制治療の重要性

超近視時代の到来

近視人口は2010年には20億人弱でしたが、2050年には世界人口の半分にあたる50億人近くまで増えるといわれています。

パソコン、スマホという便利な生活を手に入れた一方で、目の負担が加速度的に大きくなっています。

コロナ禍で学校授業でもタブレットを使う時間が増え、また外での活動時間の減少で学童期近視が深刻な状況になっています。

裸眼視力が1.0未満の小学生は37.8%、高校生ではじつに71.5%に達し、学年が上がるほど悪化する傾向がみられる。

教室の最前列に座っても黒板の文字が読みづらいとされる「視力0.3未満」の小学生は11.9%と35人学級で4人いる計算になります。

近視はなぜ進むか?

近視の原因として、多くの場合目の長さ「眼軸」が延びることがあげられます。

目はふだん、レンズの働きをする水晶体が膨らんだり細くなったりすることで、網膜の上で焦点が合うように調節しています。

しかし、近い距離を見ると、焦点が奥に行きすぎ、調節してもぴったりと合わなくなってしまいます。この状態が長く続くと、目の形を変えて焦点をあわせようという調整が行われます。

奥に行ってしまった焦点を網膜上に合わせようとして、眼球の長さ=「眼軸」が延びてしまうのです。眼軸は子どもの成長に伴って延びるので、近視が進行しやすい。そして、眼軸は延びてしまうと、二度と元に戻りません。

早めの対策が必要ですが、眼軸が延びたかどうかは通常の視力検査では分かりません。

近視進行抑制治療の重要性

近視は大きく次の3つに分類されます。

① 弱度近視;-0.5D以上-3.0D未満の近視
② 中等度近視;-3.0D以上-6.0D未満の近視
③ 強度近視;-6.0D以上の近視

強度近視の方は将来緑内障、網膜剥離、黄斑変性という目の病気が発生する確率が非常に高まります。

近視治療は、眼鏡やコンタクトレンズで少しでもよく見えるようにという考え方ですが、近視進行抑制では強度近視にならないように、眼軸が延びることをいかにして防ぐかというのが目的です。

身長が伸びる学童期(8歳~15歳)に眼軸も比例して延びます。

また、生活スタイルの大きな変化により近視進行のスピードと度合いも大きくなっています。

津西眼科クリニックでは、眼軸を正確に測ることができる機械を導入し、学童期の近視進行を少しでも遅らせることができるように取り組んでいます。

近視進行抑制プログラム

リジュセアミニ点眼液0.025%プラン

リジュセアミニ点眼液0.025%とは

国内で近視進行抑制治療点眼剤として初めて承認された、参天製薬から2025年4月21日に発売されたこの薬は、眼球の前後の長さが伸びるのを抑えることで、近視の進行を抑制することが期待できます。

使い方

1回1滴、1日1回就寝前に点眼します。
毎日続けて点眼することで、近視の進行を抑制することが期待できます。

費用

厚生労働省から承認されていますが、保険適応ではなく自費診療としての処方となります。
健康保険制度や医療費助成制度は適応されません。

月額 6,000円 (1箱30本/30日分)※診察代・検査費込み

リスク・副作用

羞明感や見えづらさを感じる場合があります。

EDOFプラン

多焦点コンタクトレンズ「EDOF」

焦点深度拡張型の多焦点コンタクトレンズにより、網膜の周辺部のピントずれを軽減し、眼軸が伸びるのを抑制することで近視の進行を抑制することが期待されています。

シード ワンデーピュア「EDOF」

1DAY使い捨てコンタクトレンズ

費用

自由診療です。健康保険制度や医療費助成制度は適応されません。

月額 8,500円
(シード ワンデーピュア「EDOF」両眼32日分)※診察代・検査費込み

リスク・副作用

他のソフトコンタクトレンズと同様に、「角膜障害」「結膜炎」「ドライアイ」などがあげられます。

また、装用時間の長さや不適切な使用により、不快感や目の充血、異物感などの症状が現れることがあります。

オルソケラトロジープラン

SEEDオルソケラトロジー「ブレスオーコレクト」

オルソケラトロジーとは

近視及び近視性乱視の方が就寝時に特殊な形状のコンタクトレンズを装用することで、角膜形状を変化させ、脱着後の裸眼視力を改善させる近視及び近視性乱視の矯正法です。

角膜を扁平化させることにより網膜の周辺部での遠視性デフォーカスを軽減することができ、近視進行抑制効果があるといわれています。

変化した角膜形状は一定時間維持され、その間の裸眼視力は改善されるため昼間は裸眼で生活できます。

オルソケラトロジーについて詳しくはこちら

使い方

夜 寝る前にオルソケラトロジーレンズを装着し、5時間以上就寝。翌朝レンズは外します。

費用

自由診療です。健康保険制度や医療費助成制度は適応されません。

1か月間のおためし無料体験あり

本契約後 月額定額制 9,800円 

※ケア用品は別途料金がかかります
※オルソケラトロジーレンズレンタル代両眼分
※診察代・検査費・管理費込み
※全額クレジットカードを利用した支払いとなります。

リスク・副作用

オルソケラトロジーは、角膜の形状や屈折の度数により適応外となる場合があります。

オルソケラトロジーレンズ装用により、疼痛、角膜上皮障害、角膜感染症、アレルギー性結膜炎、ハロー・グレア、コントラスト視力の低下、不正乱視、iron ring、上皮下混濁 などのリスクや副作用があります。

利用規約

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